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19990204


スタイル設定を利用した寸法書式の設定方法


1.はじめに

寸法の文字の大きさや端末記号の大きさなど寸法書式を図面に応じて適切に設定し、使い分けるのは一般ユーザーには複雑で難しいことのように思われています。

しかし、ここで説明するMicroStationが持つ「スタイル設定」の機能を用いることで、例えば運用者側で予め適当な寸法書式設定を数パターン用意しておき、ユーザーが簡単にこれらのパターンを切り替えて効率よく作図することができます。

本資料ではMicroStationSEをもとに説明していますが、MicroStation95においても殆ど同様にスタイル設定の機能が利用できます(画面などが異なります)。

2.設定の登録

(1)設定値ファイル(*.stg)の新規作成

1)MicroStationのメニューより

・「設定値」>「スタイル」を選択。

・「設定値を選択」窓が開きます。

2)「設定値を選択」窓のメニューより

・「ファイル」>「編集」を選択。

・「設定値を編集」窓が開きます。

3)「設定値を編集」窓のメニューより

・「ファイル」>「新規」を選択。

・「新規の設定値ファイルを作成」窓が開きます。

・適当なファイル名を入力し「OK」するとファイルが作成され「設定値を編集」窓にもどります。

(2)グループの作成

グループとは、いくつかの設定をまとめて分類するためのカテゴリーのことです。例えば設計系・施工系でそれぞれ用いる寸法書式設定(寸法要素)を分類するには、「設計系」「施工系」という2つのグループを作成することになります。ここでは、「施工系」というグループをつくってみます。

1)「設定値を編集」窓のメニューより

・「編集」>「作成」>「グループ」を選択。

・「名前なし」という名前のグループが作成されます。

・「名前なし」となっているところに「施工系」と入力し名前を付けます。

(3)寸法書式設定の作成

次に作成した「施工系」グループに含まれる(分類される)寸法書式設定を作成します。

 

(「設定値を編集」窓は開いたままにしておいて)

1)まず適切な寸法が書ける状態にMicroStationを設定します。

MicroStationのメニューより

・「要素」>「寸法」を選択します。

・「寸法設定値」窓が開きますので、ここで適切な設定を行ないます。チェックボックスのON/OFFなど全ての設定が登録に反映されます。

・設定が意図通りに行なえているか、随時寸法を作図してみてください。適切な寸法が作図できるまで「寸法設定値」窓で設定を行ないます。

・上手く設定ができたら、「寸法設定値」窓を閉じ設定を終わります。

2)次に現在の設定内容を登録します。

開いたままにしておいた「設定値を編集」窓のメニューより

・「線種」>「寸法」を選択します。

・「寸法スタイルを編集」窓が開きますので、「登録」ボタンを押します。

・「Dim0」という名前の書式が登録されます。

・「名前」に例えば「施工系1/100用」などと入力して登録の名前を変更します。「注記」にはこの設定の説明を適当に入力しておきます。

・窓の左上の×を押して窓を閉じ、「設定値を編集」窓に戻ります。

(4)寸法要素の作成

1)次に作成した書式を割り当てるための要素を作成します。

「設定値を編集」窓のメニューより

・「編集」>「作成」>「寸法」を選択します。

・「名前なし」という名前の要素が作成されます。

・「名前なし」という部分をダブルクリックします。

・「[名前なし]を修正」窓が開きます。

・「選択」ボタンを押すと「寸法定義を選択」窓が開きますので、先ほど登録した寸法書式である「施工系1/100用」を選択し「OK」して「[名前なし]を修正」窓に戻ります。

・「保存」ボタンを押して「設定値を編集」窓に戻ります。

・「名前なし」となっているところに例えば「1/100用寸法」と入力し名前を付けます。

以上で、ひとつの設定が登録できました。他に1/50用や1/200用など必要な設定分(3)と(4)を繰り返し行ない登録していきます。

3.使用法

使用法は簡単です。

1)MicroStationのメニューより

・「設定値」>「スタイル」を選択。

・「設定値を選択」窓が開きます。

2)「設定値を選択」窓のメニューより

・「ファイル」>「オープン」を選択。

・予め作成してある設定値ファイル(*.stg)を選択し、「OK」します。

・「グループ」「構成要素」を選択し作図すれば、登録時の書式で作図されます。

4.カスタマイズでより便利に(運用管理者向け)

以下の方法でMicroStationをカスタマイズすれば、MicroStaionを起動するだけでいつも利用する設定値ファイル(*.stg)が選択された状態で「設定値を選択」窓が開き、より簡単に誰でも登録を切り替えて利用する環境をつくることができます。但し、MicroStationの設定に詳しくない方は行なわないでください。

 

(1)C:\Win32app\ustation\wsmod\default\data\の中のstyles.stg_styles.stgなど別の名前に変更します。

(2)いつも利用したい設定値ファイル(*.stg)をc:\cadtms\data\の下にコピーして、名前をstyles.stgに変更します。

(3)C:\Win32app\ustation\config\project\の下のsems.pcf、(MicroStationSEの場合)、95ms.pcf(MicroStation95の場合)をメモ帳で開き、次の4行を末尾に書き足して保存します。

(4)semng.pcf、(MicroStationSEの場合)、95mng.pcf(MicroStation95の場合)についても同様に4行書き足して保存します。

(5)MicroStationを起動します。

(6)MicroStationのメニューより「設定値」>「スタイル」を選択し、「設定値を選択」窓を開きます。

(7)いつも利用したい設定値ファイルが開かれていることを確認します。

(8)「設定値を選択」窓を使いやすい位置に移動します。

(9)MicroStationのメニューより「ファイル」>

「設定値を保存」を選択します。(メニューが淡色になっているときは不要)

(10)MicroStationを終了します。

以上で、次回起動時からすぐにスタイルが利用できる環境がつくれます。

 

以上


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