
画像データを利用した図面作成について
MicroStation95では画像データを参照ファイルとして利用することが可能です。これ機能を活用してリニューアルなどで竣工図のマイクロフィルムを利用した図面作成が効率よく行なうことができます。以下にその手順を簡単に示します。
利用するにあたっての注意事項
- MicroStationのバージョンは「5.5.8.5」以上が必要です。これより前のバージョンではプロットアウトなどがうまく処理されません。
- 画像データは大きなデータでも参照可能ですが、あまり画像データが大きいとプロットアウトできなくなります。また、MicroStationでの作業性も悪くなります。通常、モノクロ(2色)で6600×4700ピクセルを限度(A1を200dpiでスキャニングした程度)だと考えてください。(グレースケールやカラーになるとさらに小さくなります。)
- プロットアウトは通常のものより時間がかかります。またプロッタによってはメモリ不足で出力できない場合があります。
手順
- マイクロフィルム等から画像データを作成する
- 画像データを編集する
- MicroStationで編集した画像データを参照する
- MicroStationで画像データのスケールをあわせる
- MicroStationで画像データの上に新たなプランを作成する
1.
マイクロフィルムから画像データを作成する
- マイクロフィルムまたは図面から画像データを作成します。
- 読み取り精度 200dpi程度
ファイルフォーマット TIFF
色 モノクロ
解説
- A3/A4までの図面であれば社内のスキャナーで画像データを作成できます。またそれほど精度の高いものが必要なければ、A3/A4に縮小してスキャナーで読み込みます。
- マイクロフィルムや大型の図面(A2以上)を画像データにするためには外注して読み取りを行ないます。
※外注業者は各店でお探しください
- 原紙を縮小して読み取る場合にはその倍数をかけます。
- ex.A2の図面をA4に縮小して読み込む場合は400dpiにします。
2. 画像データを編集する。
- ペイント系のアプリケーション(PhotoShop・ペイントブラシ・PhotoEditor等)を利用して画像の修正を行ないます。
下記の図のように今回計画を行なう部分の画像を消しておきます。(元のデータはバックアップを取っておきましょう)
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解説
- 細かい修正を行なうためにはPhotoShopがいいと思われます。ただ、TIFFフォーマットの一部(Group4)はPhotoShop4.0では読み込むことができません。読み込めない場合はPhotoEditor(MicrosoftOfficeに付属しています)で別のフォーマット(BMPやJPEG)に変換しておきましょう。
- PhotoShopで編集した画像はTIFFのモノクロ圧縮形式にして保存します。(BMPなどの参照はMicroStationでのファイルのオープンに時間がかかります)
3. MicroStationで編集した画像データを参照する。
4. MicroStationで画像データのスケールをあわせる
- MicroStation上で画像のある程度のゆがみやスケールを合わせることができます。次の手順で行ないます。
- 画像上の基準となる点(4点以上)をMicroStationでこれと同じ点を作図します。(通心など)
- 参照ファイルの「変形/アフィン変換」を選択します。
- 指示に従って画像の基準点を指定します。次に作図しておいたこの画像の点に合せるデータ点をスナップして指定します。この操作を4点以上行ないます。
- 4点以上の指定が終了したら、リセットボタンを押します。
- 下記のダイアログが表示されるので、ファイル名を指定して「OK」ボタンを押します。
- 画像が変形されます。
※元の形状と著しく違う場合にはうまく変形されません
5. MicroStationで画像データの上に新たなプランを作成する
- Tツールなどを使用して新たなプランを作成し、プロットアウトします。
この手法はリニューアル工事のほか増築や敷地測量図などの読み込みにも活用できます。
